2021年12月の写真

今月の写真/小枝が手を離さずに、辛うじてぶら下がっていた幾葉かの手のひらが、トゲトゲの実を掴もうとしていました。雲ひとつない青い空を背景に、まるで染色家の柚木沙弥郎(ゆのきさみろう)さんの作品のような可愛い構図です。この季節は、見上げても木の根元を眺めても、枯れ葉が楽しい被写体になってくれます。時間を忘れうろうろしていると、すっかり日が傾いてそろそろ入相の鐘が鳴る頃です。風邪をひかぬよう、どこかで一杯ひっかけて温まりたくなるのもこの季節の特徴です。